体操協会の危機管理能力の欠如

日大アメフト部の時もそうでしたが、体操協会でも、またやらかしましたね。

協会側の二転三転するコメントのリリース。

明らかに危機管理能力、クライシスマネジメントの欠如です。

そして、何かあれば「第三者委員会」とやらの発足。

利権が絡むと、人間というのは弱いものだということを感じざるを得ませんでした。

私がサラリーマンだったときは、権力や給与などはどうでもいい。

ただ、裁量権という意味での「権限」が欲しかったのを覚えています。

一定の責任を任せられているのに、それを決定する権限を持たされていなかったからです。

もちろん、権力というものでも正当に行使するということでは何ら問題ありません。

しかし、権力と権限、そして利権を手に入れた人間は、何もかも自分の裁量で、さらに周囲の意見をも聞かなくなってしまったという悪い例が日大アメフト部や体操協会に巣食う、慣例にも似た、そしてそのような立場にいる人間の弱さを露呈したものだと言えなくはないでしょうか。

「第三者委員会」と言うのは勝手ですが、そもそも自浄能力のない組織にいる選手たちは本当に気の毒です。